遺体 震災、津波の果てに

 この一年で読んだ本の中では一番心に響いた本だった。
 
 遺体のことだからと忌避してこの本を読まない、
あの出来事を思い出したくないので読まない。
しかし、この本は読まないといけない本。
読まないとあの震災でおこったことをキレイ事で、
テレビの中の事件で済ましてしまうような気がする。 
 北野武さんの「2万人が死んだ1つの事件」ではなく「1人が死んだ事件が2万件」。
この言葉がすごくしっくりくる内容の本だと思う。
 マスコミが報道しない、出来ないことを記したすばらしい著作だと思う。

遺体―震災、津波の果てに

遺体―震災、津波の果てに