遺体 震災、津波の果てに
この一年で読んだ本の中では一番心に響いた本だった。
遺体のことだからと忌避してこの本を読まない、
あの出来事を思い出したくないので読まない。
しかし、この本は読まないといけない本。
読まないとあの震災でおこったことをキレイ事で、
テレビの中の事件で済ましてしまうような気がする。
北野武さんの「2万人が死んだ1つの事件」ではなく「1人が死んだ事件が2万件」。
この言葉がすごくしっくりくる内容の本だと思う。
マスコミが報道しない、出来ないことを記したすばらしい著作だと思う。
- 作者: 石井光太
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/10
- メディア: 単行本
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