なでしこ対女子北朝鮮代表

 何故交代枠を使い切らなかったのだろうか?
 北朝鮮が勝手に無謀プレスを仕掛けていたのだから、
なでしこは狙われていた縦パスを入れるより、
パス回し重視で相手のエネルギー切れを待てばいいのに何故か付き合ってコンディションの比較的良い北朝鮮に主導権を握られていた。
 その後ラッキーなゴールにより先制したことで相手の運動量が落ちたときに、
佐々木監督は交代枠2個手札にあったにもかかわらずカードを使わなかった。
 ココがポイントだったと思おう。
 攻めるなら永里と川澄に代えて丸山+上尾野辺。
守りに入るならこの試合イマイチだった坂口とカード持っていた澤に代えて宇津木+田中。
 チームにメッセージを送るとともに活動量のアップをもたらす交代。
 あり得ないような試合日程で、試合内容を良くすることなどの甘い考えは捨てて形など捨てて点を取りに行きとどめを刺すのか?
あり得ないような試合日程なのだから恥も何もかも捨て去って
ドン引きで守りにつくのか?
 結局は何もしなかったことで、北朝鮮が持ち直し攻勢に打って出てきたのを押さえきれるエネルギーがなでしこには残っていなかった。
 それとも、カードを切りたかったが、切るべきカードがベンチに居なかったのか?
 ともあれすべてを出し切ったわけではないので非常に悔いの残る引き分けだったと思う。